土葬墓地関係の町有地売却に対しての差し止め訴訟の、第一回口頭弁論の日時が決定。
令和6年6月28日 金曜日 午後2時30分
事件番号 令和6年 行ウ 第3号
土葬墓地関係の現状
監査報告の要旨
町長が別府ムスリム教会申請の土葬墓地建設計画に関し、同教会申請の「普通財産売り払い申請書」によって、
日出町南畑字嶋ノ台1755番地1の町有地(約4000,000㎡)のうちの一部4,943㎡を同教会に処分
するため、同教会と売買契約及びこれに基づく町有地の売却処分が財務会計上の違法もしくは不当な行為に該当
するので、前記売買契約及び売却処分の差し止めを求めるもの。
1.不当な行為
(1)議会承認のいらない面積に町と教会が意図的にした脱法行為である。
一般競争入札をしていないので、少しでも高く売却できることへの損害を町に与えている。
(2)残りの町有地がいびつな形になり、土地の価値が大きく低下して町が損失を被る。
(3)議会の附帯決議<下切地区の理解を得ること>を軽視して、予算(土地鑑定委託料、346,000円)執行をした。
(4)墓地予定地からは、下切地区の水源(約550m)とトラピスト修道院の井戸(約130m)の水源が2カ所があり、町の
条例では高燥で飲料水を汚染する恐れのない場所となっており、全国でも有数の霧が発生する場所、高湿な地域は
明白であり、飲料水に影響がない科学的調査をしないで売却処分をしようとしている。
経過報告書
・平成30年12月 墓地等経営計画事前協議書を町に提出
・令和 1年 4月 再協議
・令和 2年 2月 住民説明会を開催 2回
・ 4月 従たる事務所の登記完了
・ 5月1日 <墓地経営計画書>
・ 住民説明会 2回
・ 7月 〃 1回
・ 8月 町と議会に反対陳情書が提出される
・ 10月 議会で陳情が継続審査となる
・ 12月 早期建設許可を求める署名が提出される
議会で建設反対の陳情書が採択される
・令和 3年 3月 変更した図面や資金事業計画が提出される
・ 8月 高平地区から墓地移転の要望が出される
・ 9月 町長と第2回目の意見交換会開催
(地区から町有地への移転案が出される)
・ ムスリムは最初の希望地が町有地であり
購入できないと思っていたか?
・ 10月 町長と第3回目の意見交換会
(地区から町有地への移転が再度出る)
・ 11月 町・地区・ムスリムで協議開催
(地区からムスリム側へ町有地の提案)
議会にも移転候補地の報告
・ 12月 山香地区から説明の申し込みが出る
・令和 4年 1月 南端地区民へ移転候補地の説明を実施
議会が移転候補地の現地視察
・ 2月 下切地区へ移転候補地の説明会を開催
・ 4月 下切地区・杵築市議会・副議長
杵築市長・副市長町へ来る
28日 下切地区への説明会を実施
・ 5月9日 <事前協議済書>交付
・ *競争入札していない
・ 6月 議会が土地の鑑定委託料の予算を可決
・ 7月17日 高平地区とムスリム協議
・ 22日 下切地区への説明会開催
・ 高平地区とムスリムで協定書案の協議
・令和 5年 1月 ムスリム側が高平地区の協定案の要望を
受け入れる
・ 3月 議会が予算の繰越を可決
・ 4月28日 下切地区への説明会開催
・ 5月 2日 高平地区が協定書に署名、押印
・ 9日 ムスリムが協定書に署名、押印
6月 1日 公開質問状が提出される
下切地区と高橋氏
8日 町から公開質問上の回答書が出される
10月 12日 議会から町長に要請書を提出
下切地区の十分な理解が得られるまで
予算執行をしないよう強く要請する
・ 9月 下切地区の陳情書を全会一致で採択
・ ムスリム側町有地の測量開始
・
・ 10月 測量図が提出される
6年 1月17日 町が下切地区で説明会を実施(4回目)
18日 町長が予算執行を財政課長に指示
財政課長が議会への説明を要望
30日 福祉文教常任委員会で説明
31日 総務産業常任委員会で説明
*両委員会の説明の直後2回目の予算執行を指示
財政課が不動産鑑定士に発注
3月の初めには町有地の評価額が提出される予定
3月7日 大字南畑字西の台1755番1地内1755番713(予定地番)
山林 4,947.76㎡
1,385,372円(280円 / ㎡)
鑑定評価委託料 345,400円(土地代金に上乗せする)
3月8日 住民監査請求の補正書提出 平山弁護士
3月19日 住民監査請求却下される
3月27日 本田町長へ杵築市長、副市長計画地の変更を要望
3月28日 墓地予定地の地下に水脈があることが、調査会社の事前調査で判明
4月15日 垣迫武範氏住民監査請求
4月16日 高橋圀隆氏 提訴 大分地裁木付支部 平山弁護士
6月28日14時30分~第一回口頭弁論